ここ数年、時短調理のため圧力鍋を愛用していたが、どうも温度を上げ過ぎない方がおいしく仕上がることが多いと思い始めた。
特に蒸し料理などで、やや低めの一定の温度に保つために、火加減で何とか調整しようとがんばっていた。
火を最小にしても温度が上がってしまうので、時間を計りながら手動で火を消したりつけたりするのは面倒だった。
そんな中、十分に保温できれば良いのではないかと気付き、保温調理器の話を思い出した。
調べてみると、それほど高くもないし手軽そうなので購入して使ってみた。
保温調理器とは
呼び方としてはいろいろあるようだが、普通の鍋と、それを保温するための容器がセットになったもの。
今回買ったのは、サーモスのシャトルシェフKBJ-4500という製品。
見た目としてはちょっと大きめの鍋。
こんな感じで内側に鍋がセットできるようになっていて、外側の容器が熱を逃がさないようになっている。
内側の鍋は普通に火にかけて調理できるので、いい温度になったら火からおろし、保温容器にセットしてふたをする。
保温調理器の利点
・一定の温度を保てる
保温機能は期待通りで、かなりしっかりキープしてくれる。
量が少ないとそれだけ温度が下がりやすくなってしまうが、多めの煮込み料理などではなかなか下がらない。
一、二時間放っておくだけで、コトコト煮込んだのと同じような状態になる。煮詰まることもない。
・火を使う時間が短い
調理時間はもちろん長くなるわけだが、火にかけている時間としては短いので、ほとんど放置しておける。
圧力鍋は、調理時間が短いと言いながらも、圧力がかかるまで意外に時間がかかるし、加圧中は離れるのはちょっと怖い。
保温調理器の場合、そのまま出かけてしまうのもまったく心配ないので助かる。
また、火を使う時間が短いということは、それだけガステーブルを占拠する時間が少ないということ。
もちろん、他に置いておく場所が必要になるのだが、外側の容器は熱くならないわけで、結構どこにでも置けてそれほど邪魔にならない。
そんなわけで、今のところは買ってとても良かったと思う。
ちょっと高めの鍋を買ったと考えると、値段的にもかなりの満足度。