肉の低温調理をよくやっている。これまでは、ブログでも紹介しているシャトルシェフを使っていた。より手軽にするために、3か月ほど前に電気圧力鍋を購入して使っている。今回はこの電気圧力鍋PC-EMA3-Wを使ってみての感想。

電気圧力鍋や自動調理鍋と呼ばれるこの分野の製品、いろいろな機能のものが出ていて、価格もピンキリになっている。肉の低温調理では、一定の温度で長時間キープすることが必要である。そこで、手動で温度と時間が設定できるものを探した。

どうやら世間一般で重視されているのは自動調理のメニューのようで、手動設定ができる製品は、実は結構少ない。その少ない候補の中で、使い勝手が良さそうで何より低価格だった、アイリスオーヤマのPC-EMA3-Wを購入した。

低温調理や煮物がとても楽

使ってみての感想だが、とても便利である。正直なところ手動の温度調理しか使っていないので、自動調理など他の機能についてはさっぱりわからない。圧力鍋の機能すらまったく使っていない。

低温調理についてはとても使いやすく、目的のとおり、60度で長時間キープといったことが簡単にできた。タイマーは14時間までしか設定できないが、切れる前に設定し直せばいいだけのことなので、48時間の調理なども全然問題ない(むしろ48時間も完全にお任せにする方が怖い)。

また普通の煮物についても、ガス調理と違って吹きこぼれや焦げ付きの心配がないので、ほとんど放置できるのが良い。

お手入れについて

お手入れについては、今の使い方であれば、非常に簡単にできている。煮立たせるようなことがないので、フタがほとんど汚れない。水洗いか軽く拭くくらいで十分である。フッ素加工の内鍋を洗うだけなので、一般的な炊飯器のお手入れよりも楽である。

電気代について

もう一つ気になっていたのが電気代だった。温度をキープするのに、どれくらいの電力を消費し続けるのか。

電力量を調べる装置をつけてモニターしているが、全体的に見ると、意外と消費電力は少ない。加熱の際にはさすがに結構電力が大きい。ただ、一度加熱してしまうと、温度キープにはあまり電力がかからないらしい。どうやら鍋の保温性能がかなり高く、そもそも温度が下がりにくいらしい。実際に、電源を切った後でもなかなか冷めずに驚いたくらいである。

きっちり数値を出していないので比較が難しいところだが、数か月の感触としては、煮込みで使っていたガス代の方が高くついていたという印象である。

まとめ

電気圧力鍋の購入は正解だった。製品の選択も良かったと思う。低温調理という目的には、間違いなくおすすめできる。