お気に入りの電気圧力鍋「PC-EMA3-W」。先日、2台目を購入した。壊れて買い替えというわけではなく、2台同時に使えるようにするためである。48時間の低温調理などをやっていると、どうしても2台欲しくなることがあるのだ。
相変わらず自動調理はまったく無視して、手動の温度調理しか使っていない。しかし一方で、いろいろなメニューに活用していっている。最近やり始めたのが手作りパンである。その方法を簡単に紹介したい。オーブンを使うよりかなり手軽にできる点がおすすめである。
早速手抜きになるが、基本的なレシピや生地の混ぜ方などは、他のウェブサイトを参照してもらいたい。ドライイーストを使った一般的なもので特に問題ない。
今回紹介したいのは、二次発酵からの工程である。もちろん一次発酵から使うことができると思うが、一次発酵は室温で済ませることもできるし、冷蔵庫を使った低温長時間発酵などもある。この辺りも一般的なレシピを見てもらいたい。
二次発酵に必要な温度は、大体35度から40度である。PC-EMA3-Wの手動温度設定では、30度から5度単位で設定することができるので、この温度帯に設定することができる。40度の方が短時間で発酵するので、40度で設定することが多い。
生地を分けて丸めた状態で鍋にセットし、フタをして調理を開始して待つ。途中様子を見ながら、4~50分くらい待つと、良い感じに発酵して膨らんでくる。
そして、二次発酵が終わったらそのまま焼きの工程に入ることができる。手動温度設定は最高で100度となっていて、オーブンに比べるとかなり低い。パンの焼成温度としては若干不足かもしれないが、時間をかけることで(50分くらい)十分に焼くことができる。むしろ焦げる心配がないという点では安心であり、失敗が少ない。
これが焼けた状態である。上部の熱はやはり足りないので、白く柔らかい感じに仕上がっているものの、しっかりと火は入っている。鍋に接している部分は十分に焼きが入り、香ばしくパリッとしている。
さて、肝心の味の方について。焼きたてはもちろんおいしいが、少しもっちり感が強く、生地がつぶれやすい。オーブンに比べると水分が抜けにくいのが原因の一つだろうと思う。しっかり冷ましてからの方が、少し水分が抜けてよりパンらしい食感になり、個人的には好みである。