加速度・ジャイロセンサのデータを取得し、記録するデバイスを作成した。

動きや運動などを加速度・ジャイロセンサで取得し、入力情報として使用する自作デバイスを検討している。まずは取得できる値を記録して、どんな動きが検出できるか解析したみたいと考えた。

写真が作成した記録デバイスである。ポケットに入るサイズなので、運動の妨げにならずに記録することができる。記録にはフラッシュROMを使用していて、毎秒100回の取得で2時間程度は記録できるようになっている。

記録したデータはPCから読み出すことができる。現状ではバイナリファイルとして保存し、音声アプリから疑似的に波形表示するようにしている。

取得データのサンプル

テストとして、トランポリンで飛んだときのデータを取得してみた。取得条件は、サンプリングレート100Hz、加速度のレンジは±8gとしている。また、センサにLPFの機能があり、こちらのカットオフが44Hzとなっている。

今回はジャイロはあまり意味がないので、加速度の3軸分のデータである。本体の向きはほぼ変えずに保持しているので、意味があるのは1軸分だろう。

上のメモリが秒数を示している。フルスケールが1で表されていて、1のときに8gの加速度がかかっているということになる。

周期的に波形が出ている部分が、トランポリンで飛んでいるところである。ほぼ0となっているのが、空中にいる期間だろう。着地すると加速度がかかり始め、一番沈んだときに(絶対値が)最大となり、トランポリンから離れるとまた0になる、ということだと思われる。

注目したいのは最大値の大きさである。このとき、少しずつ飛ぶ高さを高くしていったのだが、高く飛ぶほど加速度の最大値が大きくなっているようである。この取得値を使うことで、ジャンプの高さが検出できそうである。