フルカラーLEDをスライドボリュームで制御して、好きな色で点灯できるデバイスを作成した。
3つのボリュームがRGBそれぞれの輝度に対応している。目的は、光の三原色からどのように色ができるのかを体感してもらおうというものである。頭ではわかっていたとしても、操作に直結して色が変化するというのは面白いのではないかという考えである。
部品構成
LEDは、定番のWS2812Bで、リング状になっている既製品の基板モジュールを使用した。
制御はマイクロビットを使用した。拡張機能の「NeoPixel」を使用することで、WS2812Bの制御が簡単にできた。また、マイクロビットからの接続がしやすいように、KEYESTUDIOのセンサーシールドを使用した。
機構
部品間を単にケーブルで接続するだけだと、スライドボリュームを安定して操作することができない。接続を確実にするためにも、木材でフレームを作成して固定する形にした。
スライドボリュームはビスで固定した。できるだけ簡易的な構造にしたが、部材の切り出しは精度をしっかり出したので、綺麗に組み上げることができた。
WS2812Bは、直接見るとかなりまぶしいので、拡散させる意味もあってシートをかぶせる形にした。シートは100均のまな板シートか何かから切り出したものである。角をきっちり丸く落とした。
LEDからシートまでの距離が、どの程度が最適かを見るために、4mmのベニヤ板を重ねて高さを調整した。LED基板の下面から12mm、LED表面からだと8mmくらいの距離にシートを持ってきたとき、拡散の様子がちょうど良くなった。
感想
結果としては、それなりに楽しめるものができた。しかし、単に色を変化させるだけでは、正直なところちょっと物足りない。子どもに触らせてみても、物珍しさでしばらく触っていたが、それ以上は続かなかった。
せっかくマイクロビットを使ってプログラミングがしやすくなっているので、いろいろとアイデアを試していきたい。子どもが自らプログラミングまでやってみようと思うくらいに興味を持ってもらえれば、理想的である。