なわとびで跳んだ回数をアプリ上でカウントするためのシステムを試作した。
検出手段について
なわとびで跳んだことを検出するには様々な手段が考えられるが、今回は赤外線を使って、ジャンプによる遮断の有無を検出している。
赤外線の送受信は、テレビ等で使われるリモコンと同じ構成を使い、手軽かつ安価に作成している。
足元を赤外線が通過するようにして、静止時は足によって遮断されるようにしておく。ジャンプすることで足の下を赤外線が通過し、着地時にまた赤外線が遮断されるので、その変化でジャンプを検出することができる。
システム構成
赤外線送信側のデバイスと受信側のデバイスを、それぞれ独立で動作させる形にした。さらに、受信側のデバイスとPCを無線(BLE)で通信させることで、ケーブル配線の必要をなくし、設置しやすくしている。
写真のように、送受信のデバイスを設置し、その間でなわとびをすることで、カウントすることができる。
PCではブラウザアプリでデータを受信し、カウント数などを画面に表示させている。
テスト結果
ジャンプの回数をかなり正確にカウントできている。ただし、ジャンプの位置がずれていってしまうと、上手く赤外線を遮断しなくなってカウントできなくなる場合があることが課題。
多少のずれをカバーできるように、赤外線の受信モジュールを2つ、少し離して配置しているが、これでカバーできる範囲ではやや不足に感じた。受信モジュールの数を増やせば、より確実に検出することができるだろう。