前回に続き、加速度・ジャイロセンサーで測定したサンプルデータを紹介する。今回はブランコに乗ったときのデータである。ちなみに、一人で公園のブランコに乗っているとちょっと恥ずかしいので、子どもと一緒のときに測定している。
測定条件は以下のとおり。
センサーの軸方向は図のようになっている。実際にはロガーをポケットに入れて測定しているので、正確に軸が固定されるわけではなく、大体の方向である。
また、ロガーとブランコの台の位置関係は常に変わらない(座った状態なので)。したがって、図のようにブランコの台の動きとともに軸方向が移動していく形になっている。
まずは加速度センサーの3軸分のデータを示す。
X軸方向のは加速度は発生しないので、ほぼ0のままである。Y軸方向には、ブランコの前後移動に関係した加速度が見える。
はっきりしているのはZ軸である。周期的にピークが見える形になっている。この値を見ることで、ブランコの揺れのタイミングと速度を検出することができると思われる。
次にジャイロセンサーの3軸分のデータを示す。
回転運動が発生するのはX軸に対して垂直となる面である。したがって一つめのデータのみ、はっきりした値が表れている。
こちらも加速度のデータと同様に周期的な波形が見えていて、ブランコの揺れのタイミングと速度を検出することができると思われる。