マイコン内蔵のフルカラーLEDを試作で使いたいと考え、自作の基板ではんだごてによる実装をしてみた。
今回購入したのはOSTW3535C1Aである。WS2812Bと同様の、マイコン内蔵のLEDであるが、WS2812Bが5mm角なのに対し、OSTW3535は3.5mm角となっている。
こちらのLED用に基板を設計し、PCBWAYで発注。完成した基板に、はんだごてで実装した。
基板設計について
基板はKiCadで設計した。OSTW3535のフットプリントはライブラリーにないが、同じPLCCの3.5mm角パッケージの、LED_SK6812MINIというフットプリントがある。今回の設計ではこちらを使用してみた。
OSTW3535の外観
3.5mm角となると、指に乗せてもかなり小さく感じる。裏面は、端子が側面まで回り込んでいる形で、端子間もそれほど近接しているわけではないため、比較的実装しやすいタイプのパッケージである。
実装方法
まず、基板側とLED側の両面にフラックスを塗布する。位置を合わせてLEDを置いたら、1つの端子を温めてはんだを流していく。
1か所だけ固定している状態で、温めつつLEDの位置をピンセットで微調整する。その後、残りの端子にはんだを流す。
全端子が確実にはんだ付けされていることを確認する。今回のパッケージの場合、側面まで端子が回り込んでいるため、側面にはんだが上っていることで確認しやすい。
結果
小さいパッケージながら、実装はそれほど難しくなかった。
LED_SK6812MINIのフットプリントで問題なく実装できた。ただし、LEDを置くとパッドが1mm程しか見えないので、もう少しパッドが広い方がやりやすいだろう。