M5Stamp Picoを使った入力デバイスを試作したいと考え、基板を作成した。

作成した基板がこちら。

実際にこの基板を使って試作したデバイスのテストなどについては後日書きたいと思う。今回はM5Stamp Picoの実装方法についてである。

M5Stamp Picoの実装方法

M5Stamp Picoは、通常であればピンコネクタなどをはんだ付けして、ソケットで基板に実装するようになっている。あるいは、基板に直接実装することもできる。

今回、ピンコネクタをはんだ付けするのが結構面倒くさそうだったことから、直接実装する方向で考えた。しかし、M5Stamp Picoを使い回すことも考えたいと思い、何とかM5Stamp Pico本体に手を加えずに実装できないものかと考えた。

ピンソケットとピンコネクタの組み合わせ

まず試してみたのがこちら。ソケットを基板にはんだ付けし、そこにピンコネクタを挿して、M5Stamp Picoを挟み込む形になっている。

これは接触不良で失敗だった。ソケットの端子の弾性力で接触させるつもりだが、力が弱すぎる。また、弾性力がソケット全体に一様にかかってしまうため、端子ごとのわずかなずれを吸収できないことも原因だと思われる。

細ピンコネクタ

秋月電子で販売されている、ピンが細いタイプのピンコネクタを使ってみた。こちらでは問題なく書込みができた。

弾性力がほどよく、端子ごとにある程度独立で動けるので、上手く接触するようである。

とはいえ、接触にはまだ不安が残るし、ちょっとした振動で接触不良になるのは予想できるので、実用には向かないだろう。やはり直接実装するのが無難だと思う。