M5 StampからWROOMの方に移行して、入力デバイス用の基板を作成した。今回もいつものPCBWAY。

価格について

PCBWAYでの決済はPayPalを利用している。当然のことながらドル建ての決済である。昨今の円安で、ちょっと高くつくなと思って発注をためらっていたのだが、その間にさらに円安が進んでしまった。

一方、良かったこともあって、配送にOCSという選択肢が追加されていた。今まで主に利用していたDHLより送料が安く、到着までの期間も少し早いということだった。

送料はちょくちょく変わっていると思うが、現状だとDHLが19.12ドル、OCSが11.82ドル。基板が一種につき5ドルという価格を考えると、この差はかなりありがたい。おかげで円安の影響がかなり軽減された。

実際の到着までの期間だが、6/29の10時頃に発注手続きを終えて、受け取ったのが7/5の昼である。やはりDHLよりも少し早いと思う。一週間で受け取れるようになったというのは、かなり驚きである。

長穴について

今回、ボリューム用の変換基板も作成していて、こちらで長穴を使う必要があった。

長穴の指定は、設定によっては上手くできない場合があるそうなので、注意した方が良さそうである。

KiCad 5.1の場合、「ドリルファイルを生成」のところで、長円穴ドリルモードを「routeコマンドを使用」の方にした。PCBWAYだとこれで問題なく製造できた。

シルクについて

シルクの文字サイズは、基板業者によって最小サイズが決められている。PCBWAYでは、文字の高さが0.8mm、太さが0.15mmまでとなっている。

上の写真で、右下の文字がその最小サイズ指定のものである。くっきり印刷されていて、つぶれるような感じはないと思う。

ただし、小さいのは小さいので決して読みやすいという話ではない。通常はコンデンサのところに使っている高さ1mmの指定にしていて、文字数の多い場合に0.8mmを使うようにしている。