以前、ジェスチャセンサAPDS-9960を使ったデバイスを試作し、腕回し運動の検出をするシステムを作った。今回はその応用で、腕回し運動を持続させて、その時間を計測する目的のアプリを作成した。

アプリの内容

腕回し運動により、画面上のボールを弾ませるようになっている。ボールは重力で落ちていくので、継続的に弾ませないと、地面まで落ちてしまう。ボールを地面に落とさずにいられる時間をなるべく長くすることが目的である。

腕回し運動の速度について

アプリの設計に際し、腕回し運動の速度をどれくらいで想定するかということが必要であった。実際には回転数を検出しているため、1秒ごとの回転数という形で速度を考える。

筆者(40代男性)が全力で回転させたときの速度が、毎秒約4回であった。子供(6歳)の場合は、その半分といったところであった。

これらを踏まえて今回の設計では、毎秒2回弱の回転速度を持続することで、ボールを落とさずにいられるようにしている。